銀行系カードローン基礎

学費が払えない・・・大学生が学費を銀行のカードローンで支払う!

zenizamurai165

20歳以上なら大学生でも銀行カードローンを利用できるんじゃ!アルバイトなどの安定した収入があれば心配不要じゃ!

学費を払うために、大学生が銀行や消費者金融のカードローンを利用する…ということはよくあります。
(多数派ではないですが、そういう学生は多いです)

カードローンは確かに申し込みやすくていいのですが、金利が高いです。
学費のような真面目な使い道の場合、国やJAなどの教育ローンを借りることもできるので、まずそちらを検討しましょう。

そして、それらの教育ローンを借りられないようであれば(あるいは間に合わないようであれば)、カードローンで借りましょう。

(銀行カードローンについては、当サイトの他ページをご覧ください)

【目次】

1.低金利で借りられる教育ローンの一覧
1-1.国の教育ローン(日本政策金融公庫・教育一般貸付)
1-2.JA(農協)の教育ローン
1-3.銀行の教育ローン

2.子供の教育資金は、生涯でいくらかかるのか?
2-1.幼稚園から大学まで、公立1000万円、私立2500万円
2-2.大学の費用は、公立550万円、私立820万円

3.まとめ「キャッシングする前に、自分の人生をよく見つめ直す」

1.低金利で借りられる教育ローンの一覧

1-1.国の教育ローン(日本政策金融公庫・教育一般貸付)

国の教育ローンと俗に言われるものは「日本政策金融公庫」が提供する「教育一般貸付」というものです。
子供1人当たり350万円まで借りられます。

高校・大学・大学院・専門学校はもちろん、予備校やデザイン学校などにも使えます。
入学金や授業料だけでなく、教材費・教科書代・アパートの家賃・パソコンの購入費…などにも使えます。

この融資を受けるには年収の制限があり「一定の年収を超えたらダメ」です。
普通のカードローンなどと違い「困っている人のための融資」なので、年収が多いとむしろマイナスなんですね。

教育一般貸付の年収制限は、子供の人数別に下の通りです。

  • 1人…790万円以下
  • 2人…890万円以下
  • 3人…990万円以下

…というように、「1人で大体800万円」「あとは、100万円ずつ増えていく」と思えばわかりやすいでしょう。

こうして見ると「大抵の世帯は借りられる」ということがわかります。
子供が1人でも「年収790万円以下」であればいいわけですから。

さらに一定の条件を満たすと、上限が「990万円」まで上がるというくらいで、ほぼ確実に借りられる、と言っていいでしょう。
(ただし、教育目的の借り入れでなくてはいけませんが)

金利は2.35%と格安。
消費者金融の金利が18%、銀行カードローンの金利が14.5%程度ということを考えると、やはり先にこちらから借りるべきでしょう。

1-2.JA(農協)の教育ローン

JA(農協)も教育ローンを提供しています。
国の教育ローンとの大きな違いは「年収の上限がない」こと。

農協の場合、重視されるのは「返済できるかどうか」です。
つまり「困っている世帯を助ける」という目的は、国の教育ローンに比べるとやや薄めなんですね。
返済さえしっかりしてくれればいい、わけです。

つまり、逆に「一定以上の年収」が必要になります。
といっても「年収200万円~300万円」程度なので、それほど難しくはありません。

勤続年数2年以上という条件がありますが、大抵の世帯の親は2年以上は勤続しているはずなので、これも特に問題ないでしょう。

金利は国の教育ローンよりもやや高めで、3~4.5%程度となっています。
しかし、これも普通の銀行カードローンと比べれば、思い切り安いです。

たとえば低金利と評判のみずほ銀行カードローンで借りる場合、金利4.0%にんするには「800万円~1000万円」程度借りなくてはいけません。
オリックス銀行で「3.0%」で借りる場合も、やはり800万円程度借りる必要があります。

…というのと比べると、やはり教育ローンだけあって、金利がかなり安い、ということがわかるでしょう。
国の教育ローンで、年収制限に引っかかってしまった人など、JAの教育ローンを検討してみるといいかと思います。

1-3.銀行の教育ローン

銀行の教育ローンは、JAとよく似たシステムです。
こちらも「返済さえしてくれればいい」ので、年収制限はありません。

金利は、中央労金のような公的な銀行の場合で2.7%。
みずほ銀行や三井住友銀行などのメガバンクで、3.475%となっています。

中央労金は例外的なので除外すると、大体3.5%ということですね。
農協の教育ローンとほぼ同じです。

借入限度額は、三井住友銀行が「300万円」、三菱UFJ銀行が「500万円」となっています。
その他の大手銀行も大体この金額なので「300万円~500万円」と思っていいでしょう。

(中央労金は、ここでも数字が飛び抜けて「1000万円」となっています)

銀行の教育ローンは、それまでその銀行と付き合いがあるほど、通りやすくなります。
たとえば住宅ローンを組んでいて、遅れずにしっかり返済している、自動車ローンを完済した…などのクレジットヒストリーがあると有利です。

ただ逆に「現時点ですでに、その銀行から借りまくっている」という場合はマイナスになります。
(それが住宅ローンなどの真面目なものでも)

なので、そのあたりの自分のクレジットヒストリーも考えながら、通りそうな銀行で申し込みをしましょう。

2.子供の教育資金は、生涯でいくらかかるのか?

2-1.幼稚園から大学まで、公立1000万円、私立2500万円

幼稚園から大学まで、子供の教育にかかる費用―。
これは公立で1055万円、私立で2520万円…です。

(全部公立、全部私立という場合)

これを見て、唖然とする方は多いでしょう。
親御さんだったらすでに知っていたかも知れませんが、学生や20代の方など「こんなに自分にお金がかかっていたとは…」と思うはずです。

全部公立の1000万円はともかく、全部私立の「2500万円」はやはり高いです。
余裕でマイホームが建つくらいの金額です。
(今の日本でマイホームを建てることは、リスクが高いと言われていますが)

これを見ると「子供を絶対私立にいれないようにしよう」と私は思います。
かくいう私は、幼稚園と大学が私立だったのですが…。

受験して入る学校にしても、たとえば国立の教育大の附属など、お金がかからなくてハイレベルな所はあります。
レベルの高い教育を受けさせるにしても、そういう学校を選んだ方が良さそうです。

そうしてみんなが私立を避けたとしても、公立に入れる人数は限られているわけですから、別に私立の学校が困ることはありません。
(多少レベルは落ちるかも知れませんが)

この学費の違いを見ても、まだ子供を私立の学校にいれる価値があるかどうか、よく考えた方がいいでしょう。

(学生さん自身も、自分が私立の高校や大学に通う意味があるかどうか、よく考えるべきでしょう)

2-2.大学の費用は、公立550万円、私立820万円

続いて「大学のみ」に絞った費用ですが、これは意外と差がありません。
270万円だけです。

高校だと、公立118万円で、私立276万円と、2倍以上の差がついています。
それと比べると、大学は金額自体は大きいですが、割合で見るとさほど大きな差ではありませんね。

しかし、どちらにしても金額自体がやはり大きいです。
「学費が払えなくてキャッシングする」とか、「女子大生が、学費を払えなくてキャバクラなどのアルバイトをする」という話は、これを見るとうなずけます。

後者の女子大生の現実については、ホリエモン(堀江貴文氏)がかなり痛烈に批判していました。
『5時に夢中!』という番組ですが、奨学金の返済のために風俗店でアルバイトする女子大生について「そこまでして大学に行かなければいいんですよ」と、はっきり批判しています。

この発言については賛否両論がありましたが、私は堀江氏に賛成します。
今の「大学全入時代」に、大学という名前だけの学校に通う意味はありません。

よほどレベルの高い大学でも、その学問が社会にどれだけ必要とされるのか、自分はその学問に命をかける気があるのか、と真剣に問いかけるべきです。
多分、ほとんどの学生はそんなつもりで勉強していないでしょう。
(私もしていませんでしたが)

文科省の究極目標は「生きる力の育成」なのだから、別に学校や大学に行く必要はないのです。
どんな方法でもいいから、その人の生きたいように生きて、手に入れたいものを貪欲に掴み取りに行く…。
そういう子供・学生を育てるべきです。

学費が払えないなら、中退という選択肢もありだと思います。
ムリに借金を作ってしたくもない勉強するより、早く社会に出て、自分の力で生きていった方がいいかも知れません。

3.まとめ「キャッシングする前に、自分の人生をよく見つめ直す」

私が多くの人のキャッシング事情を観察していて思うことは、「この人は、このお金を使う必要があるのだろうか」ということ。
「借りる必要」というより「使う必要」です。

その冠婚葬祭は、本当に出なくてはいけないのか。
そのおみやげは、本当に買わなくてはいけないのか。
その大学は、本当に通わなくてはいけないのか…。

ということを、自然と考えるんですね。
もちろん、人様のことはわかりません。

ただ、自分がこれまでお金を使ってきた幾多のことを振り返って「あれは必要なかった」とはっきり思うことが、たくさんあります。
借金の利息も含めて、ムダにしたお金は数百万円をくだらないでしょう。

私自身もそうですが、やはり日本人はもっとお金のことを徹底的に勉強し、日頃からお金について、家族や周りの人と語るべきだと思います。
語らないでタブー視しているから、世の中のお金の仕組みがわからず、堀江氏が批判したような「わけのわからないお金の使い方」をしてしまうのです。

お金の使い道も含めて「自分の人生の間違いを検証する」というのは、精神的に苦しい作業です。
しかし、一生働き続けたり、お金で苦労したりするよりは、よほどいいと思うのです。

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