消費者金融基礎
絶対に借りられるキャッシングはあるか?審査が不安な人へ
まず、ポイントだけまとめます。
・「絶対に貸してくれる」業者は?
ないです。
・「貸してくれやすい」のは?
銀行より、消費者金融。
・消費者金融ではどこが一番?
大手ならどこも同レベル。ネットのみ、WEB完結なら電話連絡なしなのでお勧めはSMBCモビット。
・多分、ブラックリストに入っているけど…
5年以上前なら大丈夫かも。自己破産でも5年経てばOKな時もある。
それ以内だと厳しい。
・どこに頼んでも、断られたんだが…
日払いのアルバイトを探してください(数社で断れたらなら、もう無理です)。
私は男性ですが「佐川急便の深夜の仕分け作業」「ホストクラブ」などの日払いでピンチを切り抜けました。
パチンコ店など「週払い」の所なら、さらに探しやすいです。
女性ならキャバクラの体験入店などもアリでしょう。
・「クレカの現金化」ってどう?
絶対やめましょう。あれは詐欺に近いです。
10万円借りるのに2万円くらいの手数料を取られます。
しかも、クレカの利子も、その後自分で払い続けます。
踏んだり蹴ったりです。(ちなみ、昔申し込みまで行きました)
・街金で借りられそうなんだが…
大手が貸してくれない人に貸し出す街金は、全部ヤミ金です。
どれだけクリーンに見えてもヤミ金です。
ヤミ金は麻薬と同じで、一度手を出したらもう絶対に戻れません。
意志の力ではどうにもならない高金利です。絶対借りてはいけません。
以下「本当にピンチな方」のために、ヤミ金などに頼らずに済む方法を書きます。
*「審査に通る方法」などはあり得ないので、お気持ちはわかりますが、そういう情報は書きません。
【目次】
1.国に助けてもらう方法
└1-1.生活保護
└1-2.生活福祉資金制度
└1-3.求職者支援制度
└1-4.母子福祉資金(母子家庭)
└1-5.年金担保貸付制度(年金受給者)
2.私の『日払い』『週払い』のアルバイト体験談
└2-1.『佐川急便』の深夜の仕分け作業(日払い)
└2-2.『ホストクラブ』のバイト(体験のみ日払い)
└2-3.『パチンコ店』の週払い
3.まとめ
└『日払いのアルバイトをする以外、方法はない』
1.国に助けてもらう方法
1-1.生活保護
生活保護は「本当に困っている人」なら、基本的に受けられます。
受けるための流れは、下の通り。
- 福祉事務所に相談
- 申請書を提出
- 家庭訪問、面談など
- 受給の決定
必要書類は「本人確認書類、申請書、資産・収入の申告書」。
申請書と申告書は事務所でもらうものなので、「自分で持っていく」のは、本人確認書類だけです。その他、
- 預金通帳など…「資産がない」ことを証明する
- 医師の診断書…「働けない」ことを証明する
などが必要なこともあります。
これらの書類については、「その人が生活保護を受ける理由」により、様々です。
人によって違うので、まず「福祉事務所に相談」しましょう。
1-2. 生活福祉資金制度
- 単身…月15万円まで
- 2人以上…月20万円まで
借りることができます。他にも
- 住宅入居費…40万円
- 一時生活再建費…60万円
を借りることも可能。
「本当に困っている」「最低限の返済能力がある」というのが融資の条件。
詳しくは厚労省の下のページをご覧ください。↓
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/seikatsu-fukushi-shikin1/index.html
1-3. 求職者支援制度
「月額10万円+交通費」をもらえます。
返済の必要はありません。条件は主に下の通りです。
- ハローワークの指示で、職業訓練を受講する
- 収入が月8万円以下
- 世帯収入が月25万円以下
- 全ての訓練日に出席(やむを得ない場合でも、8割以上)
…という条件。
「世帯年収」の制限があるので、同居家族がいる場合は大抵NGです。
1-4. 母子福祉資金(母子家庭)
シングルマザーのための融資。
都道府県ごとに金額や条件が違いますが、東京都では下の通りです。
生活資金 | 月10万3000円 |
生活資金(失業中) | 年123万円 |
住宅資金 | 150万円 |
転宅資金(引っ越し) | 26万円 |
…など。これらはほんの一部で、まだ様々な種類があります。
詳しくは『都道府県名 母子福祉資金』で検索してください。
1-5. 年金担保貸付制度(年金受給者)
簡単にいうと「年金を人質にして」貸し出すもの。
月々の利子は、年金から自動的に引かれます。
年金という「確固たる担保(人質)」があるので、審査は通りやすいです。
金利は「1.6%」と、非常に安くなっています。
(消費者金融の金利は「18%」)
2.私の『日払い』『週払い』のアルバイト体験談
2-1.『佐川急便』の深夜の仕分け作業(日払い)
センターに送られてくる荷物を、エリアごとに分ける仕事。
完全に力仕事です。
時給は1000円。実働10時間で日給は1万円。
そのうち5000円は日払いでもらえました。
日払いの場合、毎回リーダーにお願いして、領収書を書き印鑑を押します。
少し面倒ですが、毎日5000円もらえるのは大きかったです。
2-2.『ホストクラブ』のバイト(体験のみ日払い)
初日、5時間くらいの勤務で5000円もらいました。
「まあまあな時給かな」と思ったのはこの時だけで、あとは最悪でした(笑)。
時給3000円と書かれていましたが、実際には500円くらいで、すぐに辞めました。
お金の問題がなければ、刺激もあっていい職場だったのですが、当時はとにかくお金が必要だったので…。
2-3.『パチンコ店』の週払い
日払いのパチンコ店もあるかも知れませんが、私の場合は週払いでした。
派遣会社経由です。
週払いは「土曜日までの分を精算」→「火曜日に払う」というスタイル。
つまり、「月曜日に働いた分」は、「8日後に支払われる」ということ。
これも全額ではありません。
「1回あたり6000円まで」です。
(5日勤務したら3万円支払い。残りは月給でまとめて支払い)
当日もらえるという点では、やっぱり佐川の日払いの方が断然よかったです。
3.まとめ『日払いのアルバイトをする以外、方法はない』
多重債務や、クレジットカードの強制解約の経験者として書きますが、こういう時は「働くしかない」のです。
残念ですが、本当にそれしかないのです。
世の中は甘くありません。
「借りられない人」に貸すような業者は、ほぼ確実にヤミ金です。
借りたが最後、徹底的に搾取されます。
彼らの搾取ぶりは、ネットカフェで『ナニワ金融道』や『闇金ウシジマくん』を少し読んでみればわかります。
彼らに搾取される地獄に比べたら、日払いのアルバイトなんて天国です。
最初は辛いと思いますが、こういう経験は、その人の笑いのセンスや精神力を高めてくれます。
人間は「自分よりアホな人」が好きなので、こういう経験をしているだけで「何となく面白い人」になれるのです。
(石川啄木など、それを極めて歴史に名を残したような人です)
だから「働くしかないのか…」とマイナスに捉えず、「自分は啄木のような芸術家タイプなんだ」と前向きに考え、まずは日払いのお仕事で、生活を立て直していただきたいと思います。