銀行系カードローン基礎
労働金庫のカードローンでキャッシングするメリット・デメリット まとめ
仕事をしていて、自分の収入がある人だったら、ろうきんカードローンでキャッシングするのもおすすめぜよ!
銀行より断然低金利で借りられるし、借入種別のランキングも高いからクレジットスコアでも有利に働くんじゃ!
仕事をしている人の場合、「ろうきんカードローンでキャッシングする」というのも、おすすめな方法の1つです。ポイントをまとめると、
- 銀行カードローンの半分くらいの低金利
- 年収150万円・勤続1年以上という条件で借入可能
- 限度額は最大300万円程度
ということです。以下、ろうきんカードローンの特徴や、メリット・デメリットについてまとめていきます。
銀行カードローンの半分程度の低金利
銀行カードローンといえば「低金利」というイメージがあるでしょうが、そのさらに半分程度で借りられるという金利の安さが、ろうきんカードローンの魅力です。
実際に一覧にして比較すると、
- 銀行カードローン…13.8%~18.0%
- ろうきんカードローン…6.0%~8.0%
…程度となっています。ろうきんカードローンは全国に13ある労働金庫によって、多少金利が違うのですが、大体上のような金利となっています。
銀行カードローンについては、主要な約10の銀行カードローンで、
- 最安の金利…イオン銀行・ソニー銀行(13.8%)
- 最高の金利…ジャパンネット銀行(18.0%)
からとっています。ちなみに銀行も労働金庫も「100万円以下の借り入れ」の時の適用金利を書いています。(ほとんどの人のキャッシングは、この金額で収まるはずですからね)
…と、上のように比較した時、ろうきんカードローンの金利は、銀行の半分かそれ以下ということがわかるでしょう。これだけ低金利でキャッシングする方法は、他にはないといってもいいくらいです。
労働金庫の、金利引き下げの条件
ろうきんカードローンは、諸条件を満たすことによって、さらに金利を下げていく…ということもできます。たとえば近畿労働金庫のカードローンで、その条件を一覧にしてみましょう。
- 融資枠50万円以上…0.2%(実際に借りなくてもいい)
- 公共料金の引き落とし設定…0.2%
- 労金のネットバンキングを利用…0.5%
- 給与振込口座に指定…0.5%
- 労金で住宅ローンを組む…2.4%
- 年金の振り込み口座に指定する…0.2%
- 労金の会員・組合員になる…0.9%
…という風です。実はこれはまだ全部ではなく「あと、この1.8倍くらい」項目があります。(一部抜粋の方が見やすいので、これだけにしました)
というように条件を満たすほど、どんどん金利を下げることができるというのもろうきんカードローンのメリット。日頃の預金なども労働金庫の口座に指定できる、という人は、特に得するでしょう。
低金利な分、審査は多少厳しい
当然ですが、これだけ低金利で融資するということは、労働金庫にとって、これは「ローリターンの投資」ということ。キャッシングというのは、提供する金融機関の側にとっては「投資」なのです。
で、「低金利=ローリターン」なので、ローリターンだったら、ローリスクでなければいけないということ。そして、お金を融資する場合の「ローリスク」というのは、当然「貸し倒れのリスクがない人」となります。
ということで、ろうきんカードローンのように低金利になればなるほど、審査が厳しくなっていくのは当然なんですね。低金利という時点で、審査が厳しいことが自動的に決まっているわけですが、「それでも審査に通る自信がある」という人だけ申し込むようにしましょう。
ろうきんカードローンの審査基準・条件は?
ろうきんカードローンの審査基準はハッキリしていて、
- 年収150万円以上
- 勤続1年以上
- 18才以上
という3つの条件が、主に必要になります。また、その労働金庫の営業地域に住んでいるという条件もありますが、これは「どの地域でも、労働金庫は必ずある」ので、特に問題ありません。
「フリーター・アルバイト・パートではダメ」という条件は基本的にありませんが、年収150万円以上という基準は、会社員・OLでないと満たしにくいということで、基本的にアルバイト・パート・フリーターの方は、借りにくいと言われています。
それでも、年収・勤続年数の条件さえ満たしていれば、このような非正規雇用の人でもろうきんカードローンでは借りられるようになっています。
未成年・10代でも、働いていれば借入可能
ろうきんカードローンのもう一つ大きなメリットは、10代・未成年・20才未満でも、仕事さえしていればキャッシングできるということでしょう。
- 消費者金融
- 銀行カードローン
この2つのキャッシングの場合は「20才以上でないと借入不可」というルールになっています。法律的には別に10代・未成年でもいいのですが、それぞれの業者・銀行が、「20才未満では融資不可」というルールにしているのです。
銀行カードローン・消費者金融は仕事をしてても不可
「消費者金融・銀行カードローンでも、仕事をしている未成年・10代ならいいんじゃない?」と思う人もいるでしょう。しかし「仕事をしていても、20才未満というだけでダメ」というのが銀行カードローン・消費者金融のルールです。
たとえ収入がしっかりあっても、未成年という時点で、金銭感覚がしっかりしていないと言う考え方ですね。これは「信用していない」というより「まだ若い未成年・10代の人々を、多重債務から守る」という社会的な意義もあります。
ということで、「仕事をしていて、自分の収入があっても」未成年・10代の人々は、アイフル・アコムなどの消費者金融や、銀行カードローンではキャッシングできないのです。これに対して仕事をしていれば、18才・19才でもキャッシングできるというろうきんカードローンは、働く若い方にとっては、良いシステムだといえます。
「借入種別の評価」も労働金庫は高い
ろうきんカードローンは「借入種別の評価が高い」というのもメリット。借入種別というのはその人が、どんな種類の金融機関からお金を借りているかという「ランキング」のようなものです。
当然ですが、人間は、
- 「奨学金」を借りている人と、
- 「消費者金融」から借りている人
では、断然「前者」を信用するわけです。家族間でも「奨学金の借り入れ」の話はしても「消費者金融の借り入れの話はしない」わけです。
これが「借入種別の評価」ですが、ろうきんカードローンはこの評価が、かなり高いランキング…ということですね。
大体どのくらいの借入種別のランキングかというと、
- 住宅ローン・奨学金などよりは下
- 銀行カードローンよりは上
ということ。それぞれの理由は、
- 住宅ローンより下…金額が違いすぎる、住宅ローンは自宅という「不動産」がある
- 奨学金より下…「学生」という身分がある
- 銀行カードローンより上…労働金庫は「年収150万円以上」「勤続1年」という条件がある
…ということです。ちなみに「借入種別が銀行カードローンより上」ということは、当然「消費者金融・クレジットカードよりも上」ということです。
*クレジットカードは、アメックスのブラックカード(センチュリオン)などになれば、当然のことながら「格段にそちらが上」ですが。
まとめ「ろうきんカードローンの魅力」
以上、ろうきんカードローンの魅力・メリット・デメリットについてまとめました。特に重要なポイントをまとめると、
- 銀行カードローンよりも圧倒的に低金利
- 借入種別の評価も高い
- 多少審査が厳しいのがデメリット
- 消費者金融などと違い、18才以上なら借りられる
…ということです。「働いている」という条件を見せる方なら、ろうきんカードローンのキャッシングは検討する価値があるでしょう。