キャッシング審査関連
クレジットスコアとは?個人審査で重要な信用情報とは?
それぞれ簡単に書くと、下の通り。
- 個人信用情報…あなたの過去のキャッシング履歴
- クレジットスコア…それを点数化したもの
要するに「両方同じ」。
「数値化しているかどうか」の違いですね。
以下、これらで「重要になるポイント」「上げるための方法」を書きます。
【目次】
1.信用情報&クレジットスコアで重要なポイント
└1-1.借入残高…今借りている総額
└1-2.返済履歴…過去の遅延の有無など
└1-3.口座保有歴…各契約期間の長さ
└1-4.口座種類…キャッシング・クレカ・分割払いなどの種類
└1-5.新規契約…最近結んだ契約の数、時期など
2.クレジットスコアを上げる方法
└2-1.借入残高を減らす
└2-2.借入件数を減らす(カードを減らす)
└2-3.1ヶ所の利用を続ける
└2-4.新規の契約をしない
3.まとめ
└クレジットスコアが上がるのはいいことか?
1.信用情報&クレジットスコアで重要なポイント
1-1.借入残高…今借りている総額
「返済履歴」と並んで最重要。当然「少ないほどいい」です。
そもそも、借入残高がある時点で「次のキャッシングを契約する」というのは不自然です。
普通の生活をしている方は、こういうことはしません。
私も多重債務者だったので気持ちはわかりますが、こうして「追加の契約」をする時点で「自分の経済観念はおかしい」という危機意識を持ってください。
1-2.返済履歴…過去の遅延の有無など
「借入残高」とこれで、カードローンの審査はほぼ決まる…と言ってもいいくらいです。
年収や職業より、むしろ重要なのはこの2点なのです。
過去の事故情報がどのくらい保管されるかは、内容によってさまざま。
軽い遅延だったら1年で消えることも多いですが、重度の遅延なら5年残ります。
債務整理・自己破産などの重大なケースだと、5年~10年。
「全国銀行個人信用情報センター」が10年保管するので、「JICC」や「CIC」が5年でこの情報を破棄しても、「10年は続く」と思った方がいいでしょう。
…というように、返済履歴は想像以上に「長く保管」されます。
遅延はくれぐれもしないようにしましょう。
すでに遅延している方は、それが原因で落ちているなら、いさぎよく諦めるのが一番です。
「審査の甘いカードローン」を探すような労力を、日払いのアルバイトに向けましょう。
(これも私が身を持って学んだことです)
1-3.口座保有歴…各契約期間の長さ
長く契約しているほど有利です。
その期間、借りていても借りていなくてもかまいません。
ただ、「ずっと借りて、ずっと返済している」人の方が有利です。
「何で?だらしないじゃん」と思われるでしょう。
その通りです。一般的にはだらしないのですが、業者にとっては好都合。
ストレートに言うと「金のなる木」だからです。
この点、カードローンの審査と、一般の感覚は少しズレています。
消費者金融も銀行も「企業」なので、あくまで「彼らを儲けさせてくれる人」を評価する、ということをよく覚えておきましょう。
(もちろん、結局年収やしっかりした職業が必要なので、大部分は、一般の感覚の「まともな人」と一致するのですが)
1-4.口座種類…キャッシング・クレカ・分割払いなどの種類
金利が低い種類で借りているほど有利。
当然ですがヤミ金から借りているなど、論外です。
たとえば「住宅ローン」「学資ローン」などの「まともなローン」は、金利が低いので評価されます。
もちろん借りていないのがベストですが、これらは、多少金額が多くてもマイナス評価はされにくい、ということです。
1-5.新規契約…最近結んだ契約の数、時期など
当然ですが「最近やたら契約している」という人はアウト。
普通の人は、そんなことはしないからです。
- 何か深刻なトラブルに陥っている
- 借りまくって逃亡しようとしている
…などの可能性が考えられますが、どちらにしても危険人物。
あなたが業者でも、貸そうとは思わないでしょう。
■審査に「申し込んだ」だけで記録が残っている
ここで重要なのは、契約まで至らなくても「審査を受けた」だけで記録が残っているということ。
なので、急いで借りたい時でも「連続で申し込む」のは危険です。
まして「同時申し込み」は最悪。
これも「普通の人は絶対しない」行動だからです。
・連続で申し込む場合は2社まで。
・1社の結果が出てから、2社目を受ける。
…というようにしましょう。
ちなみに、私の経験から言うと、1社落ちたら2社目も落ちます。
なので、連続で受けること自体おすすめしません。
2.クレジットスコアを上げる方法
2-1.借入残高を減らす
当然ですが、これが最重要。
「クレジットスコアを上げる」などを抜きにして、誰だって借金は早く完済したいでしょう。
完済のモチベーションが上がらない方は「今のペース」で返済を続けた場合、
- 完済はいつになるのか
- 完済までに、利子の総額はいくらになるのか
- ここまでに、すでにいくら払ったのか
を一度まじめに計算してみましょう。愕然とするはずです。
キャッシングの利息だけで数十万払ってきたという社会人は、かなり多数派です。
2-2.借入件数を減らす(カードを減らす)
これも基本。
「貯金がある」「追加で借りられる」という場合、それらのお金を使って、金額の少ない所から潰していきましょう。
そのお金がない場合「おまとめローン(計画返済支援のための融資)」というシステムを使えば、一時的に、必要な資金を業者や銀行が貸してくれます。
一時的に「借りられる限度額」を超えるので、少し審査が必要ですが、大抵OKです>
(業者としては、ライバルから顧客を奪えるチャンスだからです)
2-3.1ヶ所の利用を続ける
1つの会社で長く契約していると、当然その会社から信用されます。
(携帯の契約でも何でも同じです)
長く続けているだけで限度額が増額される、ということもありますし、続けると何かとメリットが大きいです。
「ずっと借り続ける」必要はありません。
「契約しているだけ」でもOKです。
(あまりに長期間利用がない場合、クレジットカードだと「利用しないと解約します」というハガキが来ますが)
2-4.新規の契約をしない
そもそも、普通の人はカードローンに一度申し込んだら、追加はもうしません。
クレジットカードは数枚作ることもあるかも知れませんが、カードローンを追加するというのは、かなり金遣いが荒い証拠。
これもクレジットスコアどうこうではなく「自分の生活を見直すため」に、守るべきルールでしょう。
3.まとめ『クレジットスコアが上がるのはいいことか?』
ここまでよく読んで下さった方は、ある疑問を持ったでしょう。
「クレジットスコアって、そもそも最初からゼロの方がいいのでは?」ということ。
つまり「借金などしないで、スコアゼロ」が一番いいのでは?…ということです。
これは、半分正解です。
消費者金融や銀行カードローンの利用は、できればゼロの方がいいです。
理想を言うなら、住宅ローンや学資ローンもゼロが一番でしょう。
■しかし、クレジットカードの一括払いは別
例外は「クレジットカードの一括払い」。
これは利息が発生しないので「デメリットゼロ」です。
それどころか、マイルやポイントが溜まったり、家計簿が自動的に作成されたりと、メリットが非常に大きいです。
事実、超倹約家のお金持ちでも、「買い物を一枚のクレジットカードに集中させる」ということはよくあること。
むしろ庶民より現金払いが少ないくらいです。
この場合、当然クレジットスコアがガンガン上がります。
- 借入残高なし
- 利用金額が多い
- 遅延なし
- 契約期間が長い
- 新規契約なし
…と、理想的な条件だからです。
クレジットは英語で「信用」という意味ですが、これこそまさに、理想的な「信用」のある人でしょう。
別にお金持ちが偉いとは言いませんが、キャッシングで苦しんでいる方は、こういう余裕のある人生を送りたいと思ったことはないでしょうか?
思わないなら「じゃあ、何を望んでいるのか?」と、深く自分にたずねてみるべきです。