キャッシング審査関連
返済方法のまとめ、リボ払いってどうなんだろう?
返済はふつうリボルビング払いじゃ。定額の返済なので毎月の返済は解りやすいんじゃが、返済期間が長くなりやすいから注意が必要じゃ!
今日は各業者の返済方式について詳しく見ていきましょう。
「残高スライド元利均等返済方式」、「元金定率リボルビング方式」、「残高スライドリボルビング方式」などなど、様々な呼び方がありますが、基本的にはどのキャッシングサービスも「リボルビング返済方式」を採用しています。細かく知っておきたい!と言う方はこのページの最後までしっかり読んでいただきたいですが、ばっくりとした概要さえ分かっていればそれでいいやという方は、「リボルビング返済方式とはどういうものか?」だけ理解していれば充分かと思います。
リボ払いにも色々あるの?各業者の返済方式一覧
残高スライド元利定額返済方式、元利定率リボルビング方式、残高スライド元利定額返済方式、借入金額スライドリボルビング方式、残高スライドリボルビング方式、、、といった具合に、各業者によって返済方式の名称は様々ですが、呼称が微妙に違うだけで中身は一緒です。
●各業者の返済方式
返済方式 | |
---|---|
SMBCモビット | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
プロミス | 残高スライド元利定額返済方式 |
アコム | 元利定率リボルビング方式 |
アイフル | 残高スライド元利定額返済方式 |
ノーローン | 借入金額スライドリボルビング方式 |
新生銀行カードローン レイク | 残高スライド元利定額返済方式 |
三菱UFJ銀行カードローン | 残高スライドリボルビング方式 |
オリックス銀行カードローン | 残高スライドリボルビング方式 |
楽天銀行スーパーローン(カードローン) | 残高スライドリボルビング返済方式 |
冒頭でもお話ししましたがキャッシングサービスは基本、「リボルビング払い(リボ払い)」という返済方式を採用しています。これはどの業者も共通です。ではまず、このリボルビング払い(リボ払い)というのはどういうものか?について見てきたいと思います。
リボルビング払いってなに?
リボルビング払いとは「毎月あらかじめ決められた一定額を返済していく方式」を指します。通常、ローンなどで分割で買い物したときは、 12回払い、24回払いといったように返済回数を指定して、毎月の返済額が決まりますが、リボルビング払いの場合は先に返済額を固定する方式になります。そして、キャッシングサービスの場合は最終借入後残高(最後に借り入れを行った後の残高)に応じて、返済額が決まってくる方式が一般的です(残高スライド方式と言います)。
少しわかりにくいので、SMBCモビットの例を見ていきましょう。
●SMBCモビットの残高ごとの返済金額表
最終借入後残高 | 返済額 |
---|---|
10万円以下 | 4,000円 |
10万円超~ 20万円以下 | 8,000円 |
20万円超~ 30万円以下 | 11,000円 |
30万円超~ 40万円以下 | 11,000円 |
40万円超~ 50万円以下 | 13,000円 |
50万円超~ 60万円以下 | 16,000円 |
60万円超~ 70万円以下 | 18,000円 |
70万円超~ 80万円以下 | 21,000円 |
80万円超~ 90万円以下 | 24,000円 |
90万円超~ 100万円以下 | 26,000円 |
SMBCモビットの例を見てみると、例えば借入金額の残高が15万円の場合は毎月の返済額は8,000円になります。そして、さらに10万円借りて借入金額の残高が25万円になった場合は、毎月の返済額は11,000円になります。このように、残高に応じて返済額が定額でスライドする方式が一般的なキャッシングサービスの返済方式になります(残高スライドリボルビング払い)。もちろん、返済が進み借入残高が減ってくれば毎月の返済額も少なくなっていきますし、一括でまとめて返済をしてしまうことも可能です。
以上のように、通常のキャッシングサービスでは「残高に応じて返済額が定額でスライドする方式」が採用されていて、各業者とも微妙に呼び名が異なりますが内容は同じです。ただ、アコムだけはやや特殊なので念のため詳しく見ておきましょう。
●アコムの返済金額表
契約限度額 | 各回の返済金額 |
---|---|
1万円~30万円 | 借入金額の4.2%以上 |
30万円超~100万円未満 | 借入金額の3.0%以上 |
※1000円単位切り上げ
例えば、借入金額が20万円の場合は、20万円×4.2%=8400円ですので、毎月の返済額は9,000円になります(1,000円単位で切り上げ)。アコムの場合残高に一定の割合を掛けて返済額を算出しますのでやや複雑になっています。
リボ払いの注意点。キャッシングを利用する際に気をつけること。
リボ払いの最大の注意点は、返済がいつ終わるのかがわかりにくい!というところにあります。初回の借入から追加で借り入れを行うことがなければ、満額返済までの期間や支払った利息のイメージがつきやすいのですが、契約限度額以内であれば、いつでも簡単に借りることができてしまいます。
ですので、結局トータルでどれくらいの利息を払っているのか?いつ支払いが終わるのか?といった全体像が分かりにくくなってしまいます。当初は1年程度で返済がすべて完了する予定だったのに、気がつけば5年も10年も利息を支払い続けているということもあります(もちろん、追加で借り入れをしてしまったことが原因なわけですが)。
キャッシングは限度額以内であれば本当に簡単に行うことができます、気がつくと自分の預金のように考えてしまいがちですが、しっかりと返済までのイメージを固めて、賢く利用していくのをおすすめします。