キャッシング体験談
3秒診断などの仮審査でまずはキャッシング可能か確認しよう
申込み前の簡易チェックを利用すれば、おまんがキャッシング可能かどうかをすぐに判定してくれるぞ。ただし、本審査とは別じゃからそれで絶対に借りられるわけじゃないんじゃ。
どの業者も、サイト上で「仮審査」ができるようになっています。
結果がすぐ出るので「3秒診断」という名前。
自分の入力作業は「20~30秒程度」です。
大手の5社で実際にやってみました。
信頼できる結果が出た順に、紹介します。
1.大手消費者金融の『仮審査』をやってみた
└1-1.アイフル…雇用形態も選択。一番正確。
└1-2.SMBCモビット…きっちり年収の3分の1で計算。
└1-3.プロミス…『年収の3分の1より少な目』で計算。1人2回まで。
└1-4.レイク…『年収の半分』までOK。少々甘い。
└1-5.アコム…年収を記入しない。『800万円』までOK。
2.まとめ
└仮審査はあくまで参考程度に
1.大手消費者金融の『仮審査』をやってみた
1-1.アイフル…雇用形態も選択。一番正確。
アイフルが一番、正確でした。理由は下の通りです。
- 雇用形態も選択する(他の会社はこの項目がない)
- 年収も選択する(年収の項目がない会社もある)
- きっちり、貸金業法第13条の2第2項の規定を守っている(年収の3分の1でアウト)
「雇用形態まで聞かれる」という点で、仮審査でもしっかりしています。
そして「借入総額が、年収の3分の1」に達した瞬間、アウトになります。
■実際にやってみると…
たとえば「年収300万円」の場合、3分の1は「100万円」です。
この条件で希望金額を入力すると、
- 99万円…OK
- 100万円…ダメ
と出ます。正確な表現だと、
- 99万円…ご融資可能と思われます
- 100万円…ご入力いただいた情報だけでは、お借り入れ可否を判断できませんでした。
…という結果が出ます。
年収を変えても、やはり「きっちり3分の1」でアウトになります。
「借入件数」も記入しますが、これはあまり影響しないようです。
要は「年収の3分の1以内かどうか」が重要なようです。
■「融資できない属性」を選ぶと
アイフルでは「未成年」「70才以上」「専業主婦」「無職」は借りられません。
これらの属性を選ぶと、
『大変申し訳ありません。
当社規定によりお借り入れができません。』
1-2.SMBCモビット…きっちり年収の3分の1で計算。
SMBCモビットはアイフルの次にしっかりしています。
聞かれる項目は下の通り。
- 生年月日
- 税込み年収
- 現在他社借入総額
アイフルとの違いは「雇用形態」を聞かれるかどうかです。
(当然、聞く方が正確です)
■実際に仮審査してみた
結果はアイフルと同じで「きっちり3分の1でアウト」です。
アイフルと同じく「年収300万円」の場合、
- 借入総額99万円…OK
- 借入総額100万円…ダメ
です。「年収1000万円」にした場合も、
- 借入総額333万円…OK
- 借入総額334万円…ダメ
と、しっかりボーダーラインが引かれていました。文言は、
- OK…ご融資可能と思われます(アイフルと同じ)
- ダメ…申し訳ございませんが、ご入力いただいた情報では判断できませんでした。
でした。
基本的にどの会社でも「絶対ダメ」とは言わず、「判断できませんでした」と答え、本審査を受けるよう、促すわけですね。
1-3.プロミス…『年収の3分の1より少な目』で計算。1人2回まで。
プロミスは、アイフル・SMBCモビットより仮審査がしっかりしています。
「きっちり年収の3分の1」ではなく「3分の1より少し低め」でボーダーラインを引いているからです。
たとえば「年収300万円」で「99万円」を希望すると、
- アイフル…OK
- SMBCモビット…OK
- プロミス…NG
となります。このプロミスの結果は正しいです。
「99万」は確かに「ギリギリ3分の1以下」ですが、ギリギリすぎて、そこから1万円も借りられません。
だから、本当は「95万程度」でないといけないのです。
プロミスは「95万」だと「審査可能」と出ます。
■ただ、連続「2回まで」しか入力できない
このように「基準が正確」という点では一番いいのですが、残念なのは「連続2回まで」しか入力できないこと。
このため「95万~99万」の間がどうなのか、テストできませんでした。
(ただ、時間をおけば「また2回まで」できるようです)
正直に答えるだけなら、何度も入力することは確かにないでしょう。
ただ、ミスもありますし、特に自営業の方など「年収をどのくらいで答えるか…」という微妙な判断があるでしょう。
(自営業の方は、実際に使えるお金が、申告している所得より多いからです)
そう考えると「入力が2回まで」というのは、やや厳しいと感じました。
逆に言えば「年収を正直に答えないような人はお断り」という基準がはっきりしていて、信頼できるとも言えます。
1-4.レイク(新生銀行)…『年収の半分』までOK。少々甘い。
レイクの仮審査は「年収の半分」までOKです。
他社は「3分の1まで」ですが、大幅に多いです。
これはレイクが「銀行系」のため。
「消費者金融系」ではないのです。
消費者金融系は「年収の3分の1まで」という「貸金業法第13条の2第2項の規定」があります。
しかし、銀行はこの「対象外」なのです。
なので、「3分の1以上貸してもいい」わけですね。
実際の融資では、2分の1までOKということはめったにないですが、一応仮審査ではOKになっています。
■実際に仮審査してみた
「年収300万円」の場合、現在の借入総額が、
- 150万円…OK
- 151万円…アウト
でした。ピッタリ半分ですね。
ちなみに入力する項目は、
- 生年月日
- 本人年収(税込み)
- 他社借入件数
- 現在他社借入総額
…です。「雇用形態」は聞かれません。
件数より雇用形態の方が重要だと自分は思うので、項目については、やはりアイフルが一番だと思いますね。
1-5.アコム…年収を記入しない。『800万円』までOK
アコムはいい会社ですが、仮審査に関しては「これは意味あるのか?」と正直思ってしまいます。
というのは、2015年5月中旬現在「他社借り入れ状況」しか聞かれないのです。
「年収」を聞かないんですね。項目を全部書くと、
- 年齢
- 性別、独身既婚
- 他社借入件数
- 借入総額
…だけなのです。「年収聞かなければ意味がないだろう」と思うのですが…。
■試しに、いろいろやってみた
下の条件で、借入総額だけ変えて、テストしてみました。
- 30才
- 男性独身
- 借入件数…3件
で、借入総額を変えると、ボーダーラインは
- 800万…OK
- 801万…NG
でした。800万ということは「年収2400万円」必要ということです。
それに、そもそもアコムの最大限度額は「500万円」のはずです。
この時点で、仮審査だけは「正直、適当だな」と思います。
アコムさん自体は、この業界でも特に信頼できる会社で、だからこそ三菱UFJ銀行の保証会社も担当しているわけですが…。
仮審査の信頼性だけは、他の会社の方が上、というのが正直な所です。
*ちなみに、年齢や「独身既婚」などを変えても、上の「800万ライン」は同じでした。
2.まとめ『仮審査はあくまで参考程度に』
すべての大手の仮審査を受けて思ったのは「あくまで参考程度」ということ。理由は、
- 多くの会社が「3分の1ぴったり」でOKになる(プロミス以外)
- 雇用形態を聞かれない(アイフル以外)
- アコムは年収も聞かれない(自社の最高限度額すら超えている)
- レイクは「年収の2分の1」までOKになる
…ということ。
アイフル、SMBCモビット、プロミスは、割としっかりしていますが、それでもやはり参考程度。
実際のキャッシングの審査は、「過去の信用情報」がきわめて重要だからです。
「信用情報」と「今の借入総額」で大部分が決まると言ってもいいでしょう。
(年収や職業ももちろん大事ですが)
仮審査では特に「信用情報」が含まれていません。
なので、あくまで「参考程度」と考えてください。
ちなみに、仮審査でNGになった方は、大抵本審査でもNGになります。
ダメ元でもいいなら申し込むべきですが、日払いのお仕事などを探す余裕があれば、そちらに切り替えて努力した方がいいでしょう。